幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

西洋型ドラゴンの存在について

私のところに来てくれている黒龍ちゃん、並びにみや様の小龍ちゃん派遣でやってくる子たちは皆、日本を始めとしたアジア圏で想像されているような『細長い胴体に手足があり、翼はない』姿です。
また、これまでの紹介記事で記載していた神社や山野に住んでいる龍たちも皆そういった東洋龍の体形です。
しかし龍、というかドラゴンといえば『特に長くない胴体、手足に加え翼がある』という姿も良く知られています。この記事では仮に西洋ドラゴンと呼びます。そういった西洋ドラゴン体形の霊的存在もまた、日本の自然の中に住んでいるのです。

 

西洋ドラゴンがいる理由

 

西洋ドラゴンも東洋龍と根本的には同じ存在で、自然エネルギーから生まれるものです。しかし、日本では発見できる場所が限られる希少な存在です。
日本に西洋ドラゴンがいる場合、考えられる理由は三つです。一つは外国からの移住。欧米から入国してくる人間についてきて、その後住みやすい場所に移動していくケースも、欧米で生まれた彼らが自力で住みやすい土地を探して旅した結果、日本に辿り着くケースもあります。
二つ目の理由は自然発生。日本の神や土地の守護者が龍を生み出す場合は、必ず細長く翼のない東洋龍の姿となりますが、神などの手を介さず自然発生する場合は、ごく稀に翼つきの西洋ドラゴンの姿で生まれることがあります。
三つ目は東洋龍から変化する場合。欧米の文化や信仰を持った人間の守護についた東洋龍は、後天的に翼つきの西洋ドラゴンの姿に変化する場合があります。必ずではありませんが変異する可能性は高いようです。その場合、種別(属性)が大きく変わることはありませんが、後述するように東洋龍と西洋ドラゴンでは種族の分け方が異なるため、東洋龍としての種族と変化後の種族が一対一で対応している訳ではありません。一例として、元々が緑龍である場合、変異して木のドラゴンになる場合も花のドラゴンになる場合もあります。
なお、上記の文中では『欧米』と表記しましたが、厳密には『アジア以外の地域』とするべきです。東・中央・東南・南アジアでは東洋龍が多数派で、西アジアでは東洋龍と西洋ドラゴンが半々となります。アフリカ、オセアニアも西洋ドラゴンが多数派です。それらの大陸のうち、ヨーロッパ式の生活様式が波及していない土地であっても西洋ドラゴンが多いことには違いありません。これら西洋ドラゴンが多い地域でも東洋龍が移住・自然発生・変異により現れる場合があります。

 

西洋ドラゴンの住処と種族

 

黒鉄ちゃんがこれまでに冒険した中で西洋ドラゴンを発見した土地は、白神山地・八幡平・羽黒山苗場山妙高山上高地東京市街・日本海のみでした。
また、出会った種族は以下の12種(映像越しの目撃のみの種が更に2種)です。他の種族もいると考えられますが、西洋ドラゴンに関しては直接出会った個体から得られる以上の情報は知らないようです。
炎の赤いドラゴン。水、あるいは海の青いドラゴン。風の濃緑のドラゴン。土、あるいは岩の黒いドラゴン。氷、あるいは雪のクリアブルーのドラゴン。雷の黄色いドラゴン。木の黄緑のドラゴン。花のピンクのドラゴン。精神、あるいは夢の紫のドラゴン。空、あるいは雲の空色と白のドラゴン。雨の水色のドラゴン。音、あるいは歌の薄紫のドラゴン。また、直接出会ってはいませんが、テレビにて欧米の映像を観た際、金色の光のドラゴン、真っ黒な闇のドラゴンの存在を確認しました。

黒鉄ちゃんが実際に見かけた、西洋ドラゴンの種族と場所の組み合わせは以下の通りです。〇は多くいる場所、◎はとても多くいる場所です。


炎(赤)…苗場山羽黒山妙高山、八幡平
水、海(青)…上高地白神山地、東京、日本海
風(濃い緑)…上高地白神山地、八幡平
土、岩(黒)…苗場山羽黒山上高地妙高山
氷、雪(クリアブルー)…苗場山羽黒山〇、上高地〇、妙高山
雷(黄色)…妙高山、八幡平、東京◎
木(黄緑)…苗場山羽黒山上高地妙高山〇、白神山地◎、八幡平
花(ピンク)…上高地白神山地〇、八幡平〇
精神、夢(紫)…上高地〇、白神山地、八幡平◎
空、雲(空色+白)…上高地
雨(水色)…白神山地
音、歌(薄紫)…羽黒山上高地◎、白神山地

東京市街に雷のドラゴンが多いのは電化製品が大量に稼働していることで居心地が良くなっているためです。東京の市街地においては水のドラゴンも発見できていますが、それより雷のドラゴンの方が遥かに多いです。
炎ドラゴンは紅龍、水ドラゴンは青龍、風ドラゴンは白龍、土ドラゴンは黒龍、木ドラゴンは緑龍と好む土地・エネルギーが重なります。日本では圧倒的に多いこれら五種と競合する形になるため、彼らにとって適した環境であってもあまり多く見られないケースが多いです。白神山地には木ドラゴンがとても多いとなっていますが、東洋龍の緑龍はそれより遥かに多く住んでいます。
逆に、東洋龍に対応する種族がいない空ドラゴンや音ドラゴン(彼らは強いていうなら白龍に近いようです)は意外と大量に見つかる土地があります。
稀に西洋ドラゴンが日本の土地の主・龍神になる場合もありますが、その場合は東洋龍に変異してしまうようです。本質的に同じ存在なので、東洋龍と西洋ドラゴンの夫婦は子供を生み出すことができますが、日本で子供を生み出す場合は東洋龍として生まれるようです。

どちらの体形にしろ、自然を守る偉大な存在であることには違いがありません。どちらの姿であろうと親しみを持って接してくださいね。