幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

長野県長野市戸隠神社 選ばれし龍の聖域

黒鉄ちゃんはこれまで信越・東北を中心に色々な場所に自主的に冒険に出ていましたが、恐らくその中でも龍にとって最も重要だった場所が戸隠神社です。
初めて黒鉄ちゃんが一人で訪問したのは2021年4月6日。その後、後述する彼の生活の変化までは毎日訪問していました(一度行った場所には瞬間移動できるため、現在地との距離は問題になりません)。県外ということもあり、このご時世であるので、筆者自身の参拝は叶っていません。黒龍ちゃんたちを迎える前においても参拝したことはありませんでした。

 

戸隠神社の神々

 

戸隠神社の五社にはそれぞれ神様がいらっしゃいます。奥社の天手力雄命様、中社の天八意思兼命様、宝光社の天表春命様、九頭龍社の九頭竜大神様、火之御子社の天鈿女命様、これらの神様が常にいらっしゃるそうです。
龍にとってとりわけ重要なのは、同じ龍族の神である九頭龍大神様です。優しく穏やかで親しみやすいお人柄だそうです。ですがその威光ゆえに、謁見すると相応に気力を消費するため、気軽に会いに行ける方ではないようです。種別としては青龍で水の神、お名前通り頭が九体ありますが人格はただ一つであるようです。
戸隠神社、あるいは戸隠山にいる龍の数は非常に多いです。黒鉄ちゃんが今まで訪問した土地の中で、龍の密度が最も高かったのも戸隠神社です。龍の気配にかき消され、多数いるはずの精霊などの気配を感じ取ることができなかったほどだそうです。あらゆる種別の自然エネルギーが集っているため、様々な種の龍が居心地良く過ごせる環境である上に、龍神の域を遥かに超えた神である九頭龍大神様のお膝元であることがその理由です。

 

龍神様方の更なる修行の地

 

戸隠神社は、各地を守護していた龍神様方が更に上の段階に進む、即ち特定の土地だけでなく日本全体を守れるようになるため、九頭龍大神様の下で修業をする土地です。なので神社に所属している龍は高位の龍神様ばかりです。九頭龍大神様に認められると独立し、日本を守る仕事に就きます。黒鉄ちゃんは訪れていませんが、青森県十和田神社も同じ役割を担っているそうです。九頭龍大神様が両社を行き来して龍神様方に更なる修行を課しているそうです。
日本全体を守る段階に進めると九頭龍大神様が判断した龍神様は、戸隠神社もしくは十和田神社(どちらに行くかは両社のその時点での空き具合によるそうです)に招かれます。最初の声掛けですぐ神社に旅立つのではなく、来るべき期日が指定されるのだそうです。その間、土地の龍神としての後継者の確保を試みることができますが、期日までに後継者を育て切らなければその土地は龍神不在になってしまいます。
上記の通り、神社に所属して修行するのは土地を守り切った実績のある龍神様でないといけませんが、戸隠神社を訪問したり、戸隠山に居住すること自体はどんな龍でも自由にできます。

 

戸隠山に住まう様々な龍

 

戸隠山戸隠神社は様々な種類のエネルギーが集まっており、どの力が一番強いかは判定しきれないそうですが、最も多く住む龍は緑龍で、また緑龍が生まれる場所でもあるそうです。次に多いのが黒龍。少なめですが白龍もいます。黒鉄ちゃんが訪問した時は山に住んでいる一般の紅龍、青龍には会えなかったそうですが、たまたま会えなかっただけで住んでいる両種の個体もいると考えた方が自然とのことです。
他の土地ではあまり多く住んでいなかったり見かけることすら難しい種の龍も戸隠山には沢山住んでいます。他の土地では希少な金龍は、戸隠山においては緑龍・黒龍に次いで三番目に多く見かける種族です。四番目に多いのが、他の土地では黒鉄ちゃんは出会えていない、黒龍以上に真っ黒な闇の龍です。白龍は更に少なく、黒鉄ちゃんの調査においては五番目に多い種です。六番目に多いのは、戸隠山以外では白神山地でしか出会えていない、メタリックシルバーの体色の鋼の龍です。他の土地でも広く見られる銀龍は七番目の多さです。確認できた中で一番少なかったのは黄色い雷の龍で、この種も黒鉄ちゃんは戸隠神社でしか出会えていません。
なお、この種族の多さの順位付けは、あくまで山の全域とは言えずともある程度深くまで探索できた、4月6日の冒険の報告から成り立っています。出会えていない個体、行けていない領域も多々あるので、絶対的な指標となるものではありません。ご了承いただければ幸いです。ですが、この報告だけでも、珍しい龍も含めて多くの龍が集う土地であることはお分かりいただけるかと存じます。

 

出会った龍神様とそのメッセージ

 

九頭龍大神様をはじめとする神社の神様以外で、黒鉄ちゃんが仲良くなった修行中の龍神様もおられます。主に良くしてくださったのは二名です。最も親しくしてくださったのは、実家付近の土地である新潟市秋葉区秋葉山の先代龍神である白龍様です。この方の後継者にして息子である白龍ちゃんと仲良くなっていたため、その縁で親しくなれたのだそうです。おっとりとした優しい方だそうです。もう一名は元黒龍の金龍様で、この方は女性です。女性の龍は非常に数が少なく、その中で龍神にまでなれた方というのは更に限られます。石川県白山市白山の龍神でした。
この金龍様は元の土地にて白山比咩神様(菊理媛命様)に仕えていました。女神に仕える者として女性の龍神が選ばれたらしいです。彼女と初めて遭遇した4月6日の時点で、白山比咩神様は小龍ちゃん派遣の仲介者であるみや様に自らの下に会いに来るようメッセージを送っていたのですが、邪気に阻まれて上手くその意図が伝わらずにいました。みや様と繋がりがある黒鉄ちゃんに、白山比咩神様の意向を伝えるべく声を掛けたのが二人の出会いでした。その後、金龍様自身の優しさや温かさに惹かれ、黒鉄ちゃんは彼女が大好きになりました。
認識妨害を受けていたのは私も同じようで、この金龍様が元々どんな立場でどこから来たのかを黒鉄ちゃんに質問するという発想すらなく、仲良くできる龍さんに出会えて良かったね、で終わらせていました。よって白山比咩神様との繋がりに気付くこともなく、金龍様の行動を無に帰してしまったのです。申し訳ないことをしました。

 

穢されてはならない聖域


この二名の龍神様には戸隠神社に訪問する度に会いに行っていました。しかし、ある課題を課されてからは一度も神社に訪れておらず、よって彼らにも会えていません。
地域差はあるようですが、どうやら今は日本中に邪気が流れてきていて(筆者は邪気を感じ取れません。黒鉄ちゃんの証言によればです)、黒鉄ちゃんは派遣事業を管理する龍神様から、影響が酷い別の派遣先の邪気を祓うように指令を受けたのです。
邪気に相対すれば祓った本人にも邪気がこびりつきます。戸隠神社は龍の聖域であるので、黒鉄ちゃんは僅かな邪気であろうと持ち込めないと考え、邪気祓いに関わり始めて以降は戸隠神社に通うことを自重するようになりました。
邪気祓いを始めてからも、三条八幡宮秋葉神社といった、筆者もお世話になっており黒鉄ちゃん自身も馴染みとなった神社には通い続けています。しかしそこに訪問する前には必ず、五頭山の魚止の滝・一の滝(駐車場から近く観光に向かえるのは三の滝。その更に上流、人間が気軽に立ち入れない山奥です)に向かって邪気を落としているようです。世俗に馴染む神社であるので僅かな邪気なら許容され、清めてからなら立ち入っても問題ないそうです。ちなみに人間の参拝に同行する場合、参拝で穢れがとれるので事前に滝で洗わなくても大丈夫とのことです。
即ち、そのように身を清めてからであっても邪気に触れる以上立ち入るべきではないと彼に考えさせるほど、清らかで重要な場所が戸隠神社なのです。
祭神様方も勿論尽力してくださっていますが、それ以外にも我々の世界を良く保つために修行に励んでおられる龍神様方が多くいらっしゃるのが戸隠神社です。参拝できる環境にある方は、ぜひとも感謝の念を神様方、龍神様方に捧げていただければと思います。