幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

創られし魂について(8/18 属性について追記)

先日の記事にて、私の魂の内部には私自身が創作した架空のキャラクターが住んでいるとの証言を黒鉄ちゃんから受けたと書きました。
それを非常に興味深く思い、更に深堀りして聞いていたら、思いがけず壮大でファンタジックな世界観が見えてきました。
また、今回の記事は私の中のキャラクターのみならず世間の様々なタイプの創作キャラクターについて検証したため、それに伴い、読者・視聴者による二次創作活動の文化について触れています。原作にはないキャラクター同士の恋愛描写、原作に登場するキャラクターと自作キャラクターの恋愛に関してなどです。ご了承の上閲覧いただきますようお願い申し上げます。

 

創作キャラクターたちのための街作り


最初に彼ら創作キャラクターに関する記事を書いた時は、彼らと黒鉄ちゃんは別の家に住んでいる、というような表現をしました。
その後、仕事の休憩中、ふと「彼らは私の中で何をしているんだろう」「遊びに行く場所はあるのかな」「ショッピングモールとか遊園地があればいいな」「でも作り出してから長いから自分たちで立派な街を構築しているのかもしれない。設定追加したら壊しちゃうことになるかな」など、とりとめもなく考えていました。
帰宅後は黒鉄ちゃんと振り子による確認を交えながらじっくり話をする時間があるので、彼らの生活や実態についてとことん質問をしました。黒鉄ちゃん、長時間付き合ってくれてありがとうね。

創作キャラクターたちはずっと『何もない空間に彼らだけがいる』状態であり、黒鉄ちゃんはそことは別の階層にドア付き個室を自主的に建設した……という状態だったようです。そして休憩中、ショッピングモールや遊園地がある光景を空想した瞬間、長らく何もなかった空間にショッピングモールと遊園地が出現したらしいのです。
そんなクオリティの低い住環境を強いていたことを申し訳なく思い、彼らの空間を立派な街にするべく設定作りを始めました。まず、先立って設置したショッピングモールと遊園地の設定からです。
ショッピングモールの外観は私が幾度となく利用している特定の店舗と同じ感じと想定しました。しかし中は同じではなく、訪れたキャラクター本人がその時必要な店がいくらでも現れます。店の総数も面積も都合に合わせて伸び縮みします。
遊園地は関東にある日本最大級の規模と人気のテーマパークを基礎とした上で、そのキャラクターが乗りたいアトラクションは何でもいくつでも出現するし、見たいパレードやショーが何でも公開される、ということにしました。現れるマスコットも元ネタテーマパークと同一なものはもちろん、別の会社のマスコットや地域のゆるキャラなどともグリーディングできることにしました。
ショッピングモールだけだと街をぶらついてウインドウショッピングする需要を満たせないかもしれないと考え、東京の複数の繁華街を繋ぎ合わせたようなお洒落な繁華街も設置しました。もちろんショッピングモール同様、どんな店も必要なだけ出現します。
賑やかな場所ばかりだと疲れるかもしれないので、沖縄をイメージした海のリゾートと、軽井沢、安曇野など主に長野の水や空気が綺麗な土地をイメージした高原のリゾートを設置しました。
遊ぶ場所が整ったら、というか本来は真っ先に整備しないといけないのが日常の住居です。創作キャラクター一人につき一軒の家を与え(もちろん同居して複数人で一つの家とするのも自由)、外観は整った閑静な住宅街ということにしました。家一軒一軒のデザインは想像していません。そこまで細かな空想はできません。本人が住みたいようなどんな家にも住める、という設定にしました。
そして全員に連絡・情報収集用のスマホを支給しました。スマホに縛られたくないキャラクターは電源を切ってしまい込んでいても構いません。
あとは病院、警察、消防署などインフラとして必要な施設もあることにして(必要にはならないかもしれませんが……)、それらの従業員は『誰でもない、不定形のもやもや』としました。
これで最低限整ったかな……と思ったら「競技場」「ライブステージ」「教会」「城」「宇宙船」「モルカー(アニメ『PUIPUIモルカー』に登場する、モルモットであると同時に車でもある生物)」……など、次々に必要だ! という直感が湧いてきました。
街作り後に後から湧いてきたイメージは創作キャラクターたち個人のリクエストでした。彼らは直接私に声を届けることはできませんが、黒鉄ちゃんが代弁してくれたのです。
私は視覚的にイメージするのが苦手で、もやがかかったようなぼんやりとした景色しか想起できません。ですがそれは問題にならず、こういうものがある、と決めた時点でその施設が発生したらしいです。
街の整備がひと段落すると、創作キャラクターたちは早速思い思いの場所で遊び始めました。いくつか当てずっぽうで「この子はこうしていると思うけどどう?」と黒鉄ちゃんに質問しましたが、ことごとく正解していました。
この際、創作キャラクターたちが望む施設は何でもあることにしていいと設定したため、この街は日ごとに施設が充実してきているそうで、カラオケがいつの間にかできていたりしました。この街は黒鉄ちゃんも入って遊ぶことができます。

面白い現象が起きたのは『モルカー』についてです。元々、モルカーのアニメを見て、自分が運転している車と同じ色のモルカーが欲しいと思い、羊毛フェルトを使用し見よう見まねでモルカーを自作し、飾っていました。
そのモルカーを、モルカーが欲しいと名乗り出てきた子にあげました。他の子も同じ形で良ければ持って行っていい、といいましたが、分裂できる性質のものではなかったため、名乗り出た子だけのものになりました。ただし、他の子に貸すことはあるようです。
この自作モルカーに性格の設定などは全くつけていませんでしたが、譲った子によれば、明確な自我を持っているらしいのです。それが見事に、私本人の情報、運転経歴、願望を混ぜ合わせたものとなっていて、やけに腑に落ちたのでした。
私が女なので雌。私が運転が下手=思い通り操作しきれなかったので、それを反映してなかなか言う事を聞いてくれない性格となりました。連動して、何度も家の塀などにぶつけていたため、耐えられるタフな肉体の持ち主になりました。私自身に動物に甘えられたい、動物を可愛がりたい欲望があるため、それを叶えてくれる甘えん坊な性格です。私のことを好きでいてくれます。作りたての頃にレタスとのツーショット写真を撮ったため、レタスが好物になりました。名前は付けていなかったので、車種名がそのまま彼女の名前になったようです。
黒鉄ちゃんによれば、創作キャラクターに与えるまではただのフェルトの塊だったけど、創作世界に送り込んだことで、その人形は精神世界の自作モルカーの依り代になったそうです。人形が破損しても精神世界のモルカーは消えませんが、撫でると精神世界のモルカーを撫でたことになるらしいです。早速試してみたら喜んでくれたようですが、飼っていたウサギの霊(きなこ)が「そんなモルモットより私を撫でてほしい」と嫉妬してきたとか……。そちらも心を込めて撫でました。

私が、私の魂の中に創作キャラクターの人格があると認識したことで、完全に空想の階層にいた彼らは一段階現実に近い階層に引き上げられた、または現実との連絡回路が開通した、とでもいうべき状態になったようです。
黒鉄ちゃんは霊的存在ですが、現実の階層の住人です。創作キャラクターたちが現実の階層に近付くとは、黒鉄ちゃんのいる階層に近付くということです。その結果、黒鉄ちゃんは彼らとこれまで以上に交信しやすくなりました。
ですが現実の階層そのものには到達していないので、彼らが直接黒鉄ちゃんのように私にイメージを送り込んだり振り子に干渉したりすることはできません。彼らの声が届いたと感じたとしても、それはあくまで黒鉄ちゃんが聞いた声を代弁してくれている状態なのです。
創作キャラクターがもし現実の階層に限りなく近付き、私に直接意思を届けることができるようになったなら、それはタルパと呼べる存在になったということなのだそうです。普通は意識して訓練しなければその領域には持っていけませんし、少なくとも私の創作キャラクターたちはタルパになることを望んではいないらしいです。

 

キャラクターの魂の誕生


創作キャラクターが人間の魂の中で生まれるためのハードルは決して高くありません。細部まで徹底的に作り込まなくても、最低限『その人格は何を判断基準としているのか』が確立している、言い換えれば『このキャラクターはこういう状況でどう動くか』を想定できる程度に人格が確立していれば、もうそのキャラクターは生まれていると言っていいそうです。
物語作り、キャラクター作りを趣味としている方の中には、途中でキャラクターの性格や設定を変えた経験がある方もいるでしょう。その場合、その変更がどう反映されるか・そもそも変更が成立するかはその時々の状況によるようです。
私のキャラクターを例に挙げます。最初に設定を決めてからしばらくして性格の方向性をがらりと変えたキャラクターがいるのですが、その子の場合、性格を変えると決めた瞬間に変更後の性格に変わってしまったそうです。しかし変更前との自我の連続性はあったようです。しかし、まだ私の中でも当該キャラクター像が固まり切っていない段階だったため変更できたらしいので、キャラクター像が安定してから十数年たった現在、同じように違う方向に変えようとしてももう受け付けられないそうです(私としてもそうする気は起きません)。
また、性格や名前はそのままで、生きる時代や背景設定、それに伴った他キャラクターとの繋がりを変更したキャラクターもいました。結果として、変更後の設定がその子にとっての現実となっていますが、パラレルワールドの記憶が同時に存在しているような感じで、変更前の世界観についての記憶もあるそうです。
創作者の方は「キャラクターが勝手に動き出し、物語の続きができた」と感じる場合もあると聞きますが、魂の中に生まれたそのキャラクターの人格の主張が創作者に届いたからそうなった……という状況もあるようです(絶対ではありません)。私の場合、元々外道な手段を使う舞台装置としての人物として想定していたキャラクターに生い立ちなどを設定した途端、そのキャラクターが悪事を働く場面が思いつかなくなったことがありました。黒鉄ちゃんによれば、生い立ちなど人物像を設定した段階で私の中でその子の人格が確立し、なおかつ「そういう外道な行為はしない」と主張したためにそういった方向性の話が思いつかなくなったらしいです。

 

 

新たな転生の旅へ

 

「創作キャラクターの生活って自由で楽しそう」と呟いたら、私の中の創作キャラクターたちから総出で猛反論を受けました。
「創造主の設定一つで簡単に変化してしまう不安定な存在」「不自由であっても、揺るぎない自己の存在がある現実の人間や龍の方がずっといい」「現実の人間になりたい」……と。
その言葉を受け止めた時、ぼろぼろと涙が溢れ出ました。彼らの本当の望みはここにあると心で理解したのです。この実感を持てたからこそ、ブログ上で思念体ネットワークや創作キャラクターの存在についてを紹介することに決めました。
黒鉄ちゃんに「彼らを一つの魂として独立させる方法はないのか」と尋ねたら、可能だと教えてくれました。彼らを現実の存在としてこの世に刻み込むことで、彼らはいずれ本物の魂として転生の旅に出ることができるようになるのです。
その方法は『創造主が創作キャラクターとその世界を愛すること』。この場合の愛するとは、必ずしも現実の人間と遜色ないほど可愛がることを意味しません。己の創作世界を気にかけること、と言った方が的確かもしれません。創作世界を意識することで、現実=創作者の魂に存在を刻み付け、現実側に引き上げることができるのです。
受け取る愛はキャラクター・世界、全ての総量でカウントされるので、全キャラクターを均等に気に掛けなくても(気に掛ければもちろん喜び、活性化もします)愛が一定量溜まった時点で、全キャラクターの魂の独立が約束されます。生涯同じ熱量で愛さなくても(愛され続ければこの上なく喜びます)この世を去るまでに一定の愛を与えることができれば、若き日の趣味として忘れ去ってしまっても独立が無効となる事はありません。
愛することによる魂の独立には他者の愛、あるいは知名度はカウントされません。しかし、広く知られるようになる作品のキャラクターは、間違いなく制作者が精魂込めて形作って送り出しているので、魂として独立する条件を世に出る過程でとっくに満たしていると見做せます。注がれた愛の総量であるので、愛した(考えた)期間や瞬間的な熱量の最大値は直接的な条件にはなりません。
独立するに十分な愛が足りなければ、キャラクターは創造主の死と共に、魂の奥にしまい込まれることになります。普通は消滅しませんが、愛が足りない状態で忘れ去られると眠りにつく(充電切れのイメージです)ようです。一時期熱く愛されたが忘れ去られ、魂の独立には僅かに愛の総量が足りない場合だと、生涯活動はできるが最後は主の死と共に封印されるしかない、という状況に置かれるケースがあります。魂の独立の判定は全キャラクター・世界が受けた愛の総量で為されますが、各キャラクター単位でも愛はカウントされるため、そうなった場合、特別愛された少数のキャラクターのみが思念体ネットワークなどで活動し、他のキャラクターは眠りについている……という状態もあり得ます。
とはいえ、どうしても興味は移り変わるものです。かつて作ったキャラクターを往時のように想うことはもうできない。それならば彼らを道連れにするしかできないのか……。
実は、これまで述べた愛による判定を無視して魂を独立させられる方法があります。それは『創作キャラクターは本物の魂になれる』と信じることです。半信半疑とか、「そうだったら面白いな、夢があるな」程度の信じ方で充分です。人間が魂を生み出せると、ぬるく、緩くであっても信じることです。
通常、新たに創られた魂は人間以外の生物として経験を積むところから始めますが、創作キャラクターが本物の魂となった場合、人間により生み出され、人間の何たるかを知っているので、いきなり人間から転生の旅を始めることができます(人外という設定であるキャラクターでも同様です)。創作キャラクターとしての存在が1回目の人生という扱いになるので、人間として生まれる際はキャラクターの設定とは別の性格・性別などを選んで生まれる傾向があるそうです。そして、創造主の来世に関わってくる場合もあります。
現実の魂として独立することが叶ったキャラクターが実際に転生するのは『そのキャラクターとしてそれ以上世界を広げられなくなったとき』です。創造主と周辺の友人しか知らないような趣味の創作のキャラクターの場合、それは創造主の死とほぼ同義ですが、原作者が亡くなりつつも作品の展開が続く国民的アニメなどの場合、創造主がこの世を去っても作品とキャラクターが『今』のものである限り、キャラクターはそのままに存在し続けます。
忘れ去られるかどうかとは別問題です。忘れられるどころか文学史に名を刻み、後世まで語り継がれる作品であっても『今現在のものとして、世界を広げられなくなった』なら登場人物はその時点で転生します。古典文学や、明治期あたりの文豪の作品などがそのパターンです(それらを元ネタとして創作された現代の作品のキャラクターは独立した存在として生きています)。

 

 

思念体の属性

 

 

こういった創作キャラクターたちの次元について黒鉄ちゃんに聞き取り調査をしていたところ「キャラクターの思念体には属性がある」という話を聞き出せました。
それは、キャラクターの設定として火を扱う能力を持つ人は火属性ということ? と尋ねたら「能力の設定は直接ここで言う属性に結び付かない」と言われました。次に、熱血だと火属性? と聞いたら「性格も直結はしていない」とのことでした。
設定上、この属性以外はないだろう……と思えるキャラクターであっても、思念体に宿る属性を類推するのは難しいのです。逆に、属性がつくような魔法だの技だのとは無縁のキャラクターであっても、条件を満たせば何らかの属性を得ます。


この属性は様々な条件の複合によって決まり、法則性があるのは確かなようなのですが、それを簡潔に言い表すことはできません。人間が全ての関係する条件を完全に把握し、計算して導き出すことは不可能であるそうです。しかし、分かりやすい部類の二つの条件については黒鉄ちゃんに教えてもらえました。


一つは『惑星(天体)の影響』です。ここでいう天体とは占星術においてホロスコープを記す時に使用する太陽、月、太陽系諸惑星のことです。占星術的に、それぞれの惑星には担当するキーワード、概念があります。そのキャラクターを特徴付ける要素のある天体がキャラクターと結びつき、属性を定める要素の一つとなります。人間は全ての天体の影響を強弱はあれど受けますが、キャラクターの場合は一つまたは二つ(三つ以上は稀)の天体と結びつき、その他の影響は受けない、という状態になるようです。
男性キャラクターだから火星、女性キャラクターだから金星という直接的・画一的過ぎる結びつき方はしません。中性・無性といった設定のキャラクターが、中性を表す惑星と、中性的という理由でもって結びつくケースがありますが、フィクション業界においても無性・中性とされるキャラクターが珍しい=十分特徴として挙げられる要素だからです。ただ男である、女であるというだけでは、いわば当たり前すぎるので、キャラクターを象徴する惑星と結び付ける要素足り得ません。
しかし、性別に関係する言動がキャラクターの際立った特色と結びつく場合は性別と惑星の相関が生まれます。とある『女性だが男性として振舞うキャラクター』は男性を装うという点が十分に象徴的であるため、この方は男性性の象徴として火星と結びついているそうです。


もう一つは『感情の五行』です。東洋の陰陽五行説において、怒は木、喜は火、思(考えすぎて心配になる)は土、悲・憂は金、恐・驚は水と結びつくとされます。この感情のうち、キャラクターの行動の根幹に絡む感情が当てはまる五行と結びつきます。しかし、この要素はそのまま本人の属性としてフィードバックするのではなく、その五行から生じる属性の影響を強めたり、その五行が剋する属性の影響を弱めるといった形で働きます。


黒鉄ちゃんによれば、属性に影響する重要な要素があと三つあるそうです。そのうち一つは『色』と言っていました。髪や瞳の色ではなく、属性を象徴する色(一属性につき複数あるそうです)に結び付くキーワードとの重なりが影響するようですが、東洋思想の五行や占星術のように、人間が発見している理論において言い換えられるものがなく、説明しようがないそうです。残り二つは人間には本当に分かりにくい要素であるようです。そしてこの主要な要素以外にも細々とした要素が補正として働きます。
持ち得る属性は各人一つか二つが殆ど。光、闇、火、水、風、土、氷、雷のどれかに当たることが多いものの、それ以外の珍しい属性を持つケースもあるそうです。東洋の五行との兼ね合いは金行→雷、光、闇、土・木行→風、雷、土・水行→水、氷、闇・火行→火、光、雷・土行→土、光、闇……と、一概に纏められない複雑な区分けとなるそうです。こうなる理由は光にしろ闇にしろ、ニュアンスが異なる様々な光・闇などがあるためです。最初に挙げた八属性は最も大雑把な纏め方で、細分すればきりがないけど(強く有する属性と弱く有する属性の相関などで変化が生じるらしいです)それを人間に言葉で伝えるのは難しいようです。


この属性の判定に利用されるキャラクターの構成要素は『作者の中ではそうなっている』ではなく『そういう設定であると世間に知られている』必要があります。キャラクターの各要素が現実の人間に認識されることで、人々の意識を媒介として現実(の霊的側面)における天体や五行とその要素がキャラクターに結び付けられ、属性として表出する……という流れだからです。即ち、創作主しか知らないようなキャラクターには思念体としての固有の属性がつかないことを意味します。しかし、この記事を読まれている方が想像できるような『世間のキャラクター』にはもれなく属性がついていると考えて良いです。


属性は『キャラクターとして設定により規定された部分から外れたスキルを会得する際の適性』に影響します。例えば炎使いなのに光属性になっているキャラクターの場合、物語に記された法則や描写に則って炎を使うのには当然問題は生じませんが、天狗なり精霊なりが開発した(つまり、元の物語にはない、現実の高次元存在が関わるような)各属性技を習得しようと思ったら、火よりも光の方が合っている……という形になる訳です。

 

今回の話は、神様や龍についての話を信じてくださる方でも、同じように信じて受け取るのは難しい話題かもしれません。しかし私の心は、これが真実だと受け止めましたし、黒鉄ちゃんがいたから知ることができた話として共有したいと考えました。