幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

異なる地球からの来訪者たち

このところ、私は派遣されてきた方々以外の霊的存在と出会う機会も出てきています。
殆どはこの地球上に生きている自然霊たちですが、僅かながら他の世界からやってきた方とも出会う機会にも恵まれたためご紹介します。

 

異世界から来た猫妖精との出会い

 

まずご紹介するのは『猫妖精』のマキさんとタキさんです。本人の希望で出会えた詳細な経緯は省きますが、よその小龍さんの視点を介することにより離れた土地にいらしたマキさんの存在をまず認知しました。
その後、2021年11月23日に長野市善光寺を参拝した際、マキさんが相棒のタキさんと共にその場に来ていました。彼らは興味本位でそのまま家についてきました。その後12月25日まで一緒に住んでいました。
彼らが元々居た世界もまた『地球』です。こちらの世界とは物理的法則は共通するものの、魔術的・霊的な法則が全く異なっており、それら魔術的法則に基づいたこちら側とは全く異なる文明を築き上げています。
彼らのことを妖精と呼んではいますが(この呼び名で良いと確認しました)元の世界において彼らは物質としての肉体を持つ生物です。彼らの世界は我々と同種である人間のみならず様々な知的生命体が混在して文明を形成しています。マキさんたち猫妖精はその一種です。
猫妖精はこちらの次元の猫が直立歩行したような姿ではありますが、身長は1mくらいとこちら側の猫より大きいです。先述した『こちらとは異なる魔術的法則』が猫妖精という生物の進化に関係しており、この世界においては猫が彼らと同じ形に進化することはできないようです。
マキさんたちは肉体ごとこちらの世界に来ているものの、ここのみならず別の世界では霊的存在としてしか振舞えないようです。技術以前の世界法則の関係でそうなるとのことでした。

 

もう一つの地球における文明・こちらの地球との相違点

 

マキさんたちの世界は自然界を物理的に操作しない、霊的に調和した文明を築いています。歴史の流れも全く異なり、こちらの歴史に残っている人物であちら側でも同様に誕生した人物はいないと言い切っていいそうです。
根底が異なる文明なので比較は難しいですが、彼らの世界では我々の文明が為し得ていない様々な行いを可能としています。その一つが『異世界の観測と往来』です。彼らが把握している異世界はこの世界を含めて7つあり、そのどれもが『地球』であるそうです。

この7つの世界のうち一つはインターネット上の書き込みで来訪者に接触した方の体験談が公開されている世界だそうです。2008年の書き込みであり、その世界の日本は他国に分断統治され、そのどちらもが酷い有様になっているのだとか。マキさんによれば、その世界は本来あるべき多くの神々も消滅してしまっているとのこと。その悲惨な状況の地球とこちらの地球は物理法則も魔法・霊的法則も一致しているため、片方の人間がもう片方の世界に行っても、マキさんたちのような霊体状態にならず、元の世界と同じく肉体を持った人間として振舞えるらしいです。

マキさんたちの世界において異世界への渡航は特別なことではなく、資格なしに誰でも行えることであるそうです。あちらの世界には世界間を移動できる龍や神鳥が多数存在し、彼らがいわばタクシー代わりとなって人々を異世界に運んでくれるとのことです。マキさんもそうして観光のためにこちら側にやって来ました。

マキさんたちの世界も地球であるため、基本的に地形は同じです。マキさんたちはこちらの世界で言う長野県、諏訪地方に住んでいます。しかし行政の制度が違うため『長野県』という枠組みは存在せず『信濃国の諏訪地方』という表現となるそうです。
信濃、という言葉が出てきましたが、全く歴史が異なるとはいえ文化面ではある程度こちらと共通しているようです。マキさんの住んでいる国も日本であり日本語が話されています。しかし標準語として定められた言葉遣いがなく、2022年時点のこちら側の日本と比べて昔ながらの方言が強く受け継がれています。
日本国の範囲も異なっており、沖縄はずっと『琉球王国』として独立しているようです。北海道はどこの国家にも属さず、伝統的な生活を守る方々(こちらの世界のアイヌの方々とはまた別の習俗を持つようです)が暮らしています。首都は長年京都であり続けています。京都には天皇もおられますが、こちらの世界の天皇陛下(あるいは他の皇族に連なる方々)とは全くの別人であるそうです。
あちら側の文明とこちら側の相違点として『土地改造をしない』という点が挙げられます。こちら側の東京は利根川の流れを変えるなどの治水工事や埋め立て事業により現在の姿になっておりますが、マキさんたちの世界ではこういった治水工事や埋め立ては一切しないようです。理由は『人為的に地形を変えても元に戻ろうとするし、土地の気脈を損なうから』とのことです。
あちら側には徳川家康公が江戸幕府を開いたという事実はなく、こちら側で東京と呼ばれる範囲の大部分は湿地帯と海となっています。そこに住む人間は僅かで、多数を占めている種族は人魚や河童といった水に親しむ種族だそうです。彼らは住み分けており、人間は人魚たちの領域に漁業のため(節度と法を守って)訪れる形であるようです。東京どころか江戸という名も無く、ただ『武蔵国』と呼ばれるそうです。
山脈を貫くトンネルもありません。こちら側で行うようなトンネル造成は山の気脈を傷つけるためです。しかし山を歩いて超えるしかないということはなく、山脈を飛び越える公共交通機関(こちら側の飛行機とは異なるそうです)で行き来できます。そういった交通機関を用いた国際間の人や物流の行き来もこちら側より密ではないにせよ存在します。しかしインターネットに類するものはないそうです。

 

これまでの記事でも表明してきた通りブログ主は新潟在住です。そして新潟(越後国)もまたマキさんの世界の姿とは乖離している土地だとのことです。
新潟と言えば何と言っても『米どころ』というイメージが浸透しているかと存じます。しかしマキさんの世界における越後は米が育たない土地らしいのです。
原因の一つは気候そのものの違いです。マキさんの世界の文明では化石燃料を使用しておらず、その結果こちらの世界で問題となっている二酸化炭素の発生があちらの世界では非常に少なくなっています。よって新潟・日本どころか世界の平均気温がこちら側より低くなっており、熱帯から広まった稲は新潟の気候に適さなくなっています。こちら側の新潟県はお米が美味しく育つための気候条件を満たしているとされますが、その大前提がなくなっているのです。
とはいえ稲にも様々な品種があり、日本で常用されるジャポニカ米は耐冷性が高く温帯に向いているとされています。ここでもう一つの理由、マキさんの世界の農業における品種改良の考え方が関係してきます。
マキさんの世界でも文明を支える食物は農耕・牧畜により支えられています。そしてより望ましい性質を持つ個体を掛け合わせてその特徴を伸ばした個体・弱点を補った個体を作出する品種改良も行われています。しかし、栽培できる範囲(温度域)を広げるための品種改良は為されないとのことです。
その理由は彼らの文明が自然エネルギーの調和を重視していることにあります。どんな種であれ、自然に定着した土地で育てることにより作物本体にも適切な自然のエネルギー(ミネラルなど物質的な元素とは違う尺度の話です)が充填された健全な形となると確認されています。しかしこの経験則・研究結果はこちらの世界には適応できない法則であるようです。
つまり熱帯、そこまで行かなくても温かい地域の作物である稲(ジャポニカ種であっても。こちらの世界のジャポニカ種に相当する品種は存在しているようです)は無理に寒冷地に適応させず、あるべき土地で育てて他の土地に輸出させるべき、という考え方で農産業が回っているらしいのです。
元々新潟は寒冷地に適応する品種が生み出され、湿地帯の水の汲み取りなどの技術が進歩してゆくまでは現在のように『質のいいお米を、大量に』生産できる土地ではありませんでした。マキさんの世界においては土地改造を行わないこともあり、お米に向かないなら向かないままにして他の作物を育てれば良い、となっているそうなのです。ならば何の作物を代わりに育てているのか? そこはマキさんたちが詳しくないため分からないそうです。ただし海産物は美味しいとか。
よって彼らはあちらの世界では存在し得ない『新潟の地酒』に興味を示しました。私は普段日本酒を好んでは飲みませんが、一つ良さそうな地酒を買って彼らと分け合ったところ、非常に好評でした。
『新潟』の名を関するのは信濃川日本海の間の土地(古町のあたり)であり、そこは港町としては賑わっていますが『県都』に相当する扱いではないようです。というか越後国の中心となり取りまとめる都市は存在せず、地域ごと(こちらの世界で言う○○郷という区分けが目安になるようです)に独立した自治体になっているようです。しかし越後全体を守護する聖地は弥彦山妙高山であるそうです。
また、私が現在生活拠点の一つにしている三条市、そして隣の燕市は金属加工で有名です。マキさんの世界においても燕三条は金属加工の街であるようですが、その方法というのは『土地に宿る金属の自然エネルギーを利用する』という魔術的な技であるとのことです。

なお、マキさんの本拠地である諏訪はあちらとこちらの差異が少ないようです。文明の形が異なるため建物の姿などは異なりますが、時計など精密機械を主産業としている点は同じであるようです。しかし彼らの世界における諏訪産の精密機器は風と水の自然エネルギーによって造られ、使い手の魔力・霊力を動力源としています。

 

誰もが神様と繋がる生活

 

マキさんたちは彼らの世界で探偵事務所を営んでいます。従業員、即ち彼らの弟子も猫妖精に近似した『二足歩行し知性を持つ獣の姿』の種族ばかりであるようです。私のところに数日間見学に来ていた方も二名おり、それぞれ犬妖精、リス妖精でした。
探偵であるので当然マキさんは神職ではないのですが、あちらの世界では生活そのものが神に仕えることに通じているとのことです。彼らの世界の神にも様々な役割がありますが、中でも土地神とされる存在は生活に密接に関わっています。その土地で生活し、土地にエネルギーを循環させることがそのまま神への捧げものとなり、神の力を富ませるための行為となります。
ですので彼らにとって特定の土地に住むということは神への忠誠を示し、引っ越すことは仕える神を鞍替えすることに繋がります。よって別の土地の住人と結婚するといったケースを除き、彼らは生涯住む土地を変えません。同じ神が管轄する範囲での引っ越しはしますが、こちらの世界のように進学・就職のために他の土地に移住する……といった行為はしないとのことです。しかし旅行や出張はしますし、先述の通り物流網は機能しており、それを担う仕事の方もいらっしゃるので、住む土地から一切外に出ないということは現代ではありません。
彼らの世界においても神仏は物質的な肉体を持たない不可視の存在です。ですが肉体を持つ知的生命体は例外なく神仏と交信でき、神仏も物理世界に影響を及ぼします。現代のこちらの世界のように『信じる者も信じない者もいる』という次元の存在ではなく、明確に存在が認知され社会に組み込まれています。
とはいえ、一般人は彼らが祀られている神社仏閣に行かなければ神仏とは交信できません。そして彼らにとって神社仏閣とは神仏の執務室・行政機関であり、用事がなければおいそれと立ち寄れません。この世界の誰もが自由に参拝できる開かれた寺社仏閣は彼らにとって驚くべき形式であるようです。一般人が神仏の裁可を求めるケースとしては『異世界において事業など観光の範囲を超えた影響を及ぼすことを求める場合』『裁判』が挙げられるようです。あちらの世界の法律とは国を管理する神々が策定するものであるとのことです。

 

詳細はこのブログでは書かないようにマキさんに言われたのですが、彼らは現在、こちら側の世界に探偵事務所の支店を開設し、あちら側での仕事を従来通り継続しつつ、こちら側の霊的存在からの依頼を請け負っています。
この支店開設の際にも規制が存在しました。こちらもあちらも同じ地球であるので、土地に紐づいた神様は両世界にそれぞれ『同じ根を持ち、別の経緯を辿った存在』として存在しています。マキさんは諏訪の土地神に生活を通じて仕える身であるため、別の地球であろうと諏訪の神様の管轄地で事業展開しないと神様への筋が通りません。よって彼らにとっての土地神と同根の存在が鎮座する諏訪地方のとある神社で支店を開設しました。土地神様が別世界での活動に当たり拠点を置く許可を出せるのは同位存在が管理する土地だけであるからです。こちらの世界の諏訪での活動は、こちらの世界の諏訪の神様はもちろん、根を通じて元の世界の諏訪の神様に捧げるエネルギーとなります。
ちなみにここで言う『諏訪の土地神様』はこちらの世界の諏訪大社のご祭神である『建御名方神様』『八坂刀売神様』ではありません。こちらの世界で言えば縄文時代から信仰されている自然の神様です。あちら側の諏訪に建御名方神様はいらっしゃらないようです。どうやら神々の辿った道程があちらでは異なっているようです。建御名方様はこちらの世界の諏訪にはおられますし、マキさんたちも挨拶したそうです。
諏訪信仰で特徴的な『ミシャグジ様』はあちらでもこちらでも存在するようですよ。どちらの世界においても同じ存在であり、大地からチンアナゴのように顔を出す大蛇として諏訪のあちこちに沢山いらっしゃるようです。特に神社周辺で多いそうです。
黒鉄ちゃんも諏訪に冒険した際にミシャグジ様を目撃しました。黒鉄ちゃんもマキさん・タキさんもミシャグジ様とは会話できないようです。無視されるというよりは会話が通じない感じなのだそうです。

 

更なる別の地球――『ヒト』の居ない世界からの使者


もう一つの異なる世界についてもご紹介します。
まずはその世界を知るに至った経緯をご説明します。黒鉄ちゃん・黒曜ちゃんを派遣していただいたみや様のサービスに『浄化・聖域作成』というものがあり、私自身特に霊障に悩まされているなどはありませんでしたが、良い事があるかもしれない! と考えて手持ちの水晶の小さな塊を起点とした聖域作成をお願いしました。
その直後、日華ちゃんたちが「水晶から龍が生まれた」と教えてくれました。その前日(浄化前)にも既に龍(登場生物紹介に記載してある玲夢くんのことです)が生まれていましたが、玲夢くんが黒鉄ちゃんたちと同じ東洋龍体形であるのとは異なり、今回の龍は観たことがない形をしていたと言います。
基本的には細長い東洋龍体形なのですが羽毛に覆われた翼が一対生えています。体を覆うのも鱗ではなく毛皮で水晶色の輝きを呈しています。厳密には龍と言うより妖精に近い霊的存在であるようで『水晶の妖精龍』という呼び名を提案したら肯定されました。
妖精龍は女の子であり『イリス』と名乗りました。名前は私の脳内を探って見えた単語から自分で選んで採用したとのことです。彼女こそこの項で述べる異世界から転生してきた魂でした。
イリスちゃんの世界も地球です。しかしマキさんの世界で観測されている7つの地球の一つではないようです。世界の仕組みだけで言えばマキさんの世界よりこちら側に近く、特異な魔術的法則は存在せず、こちらと同様の物理法則に支配された世界であるようです。
イリスちゃんの世界とこちらの世界の絶対的な相違は『人間が存在しない』ことです。そして人間以外に文明を発達させた生物が出現した訳でもありません。星の歴史において未だに一度も文明が成立したことがない世界なのです。
いずれ人間に繋がる見込みであった生物種は文明を作るに至らない方向性の進化の道を(偶発的に)歩んだそうです。その種も現在では絶滅しています。ですが今になって文明を起こす方向に知性を発達させる兆候を見せた生物が現れたそうです。それもこちらの世界の分類でいうところのヒト科生物であり、こちらの世界では『ギガントピテクス』として化石が知られている生物の、より小型な近縁種だそうです。アジアの地で彼らが石器時代の段階に今まさに進んだとのことでした。
そこで既に文明が築かれた世界に経験豊富な魂を送り込み、文明とその影響を調査・研究させることで今後生まれる文明を正しく導こうとあちらの世界の神々が決定しました。そのために送り込まれた魂の一人がイリスちゃんです。
イリスちゃんは彼女の地球において幾度となく転生を繰り返してきた魂です。直近の前世は我々の世界において『ミクロビオテリウム科』と定義されている有袋類で、南米に生息する、我々の地球では既に絶滅した種であるとのことでした。彼女らの地球においては文明による環境変化が一切起こっていないため、こちら側では絶滅した種も多く生き残っているらしく、マンモス、オオナマケモノ、サーベルタイガーなどが現在も生きているようです。
イリスちゃんの誕生後、同じ水晶から『馬の前世を持つミラくん』『コンゴウインコの前世を持つユナちゃん』が現れました。彼らの姿は直近の前世の種のまま、体毛・羽毛のみ水晶色に変化しているとのことです。イリスちゃんだけ大きく姿が異なる理由は本人も分からないようです。名前もイリスちゃん同様、彼ら自身が私の脳に入っていた単語を選び取って自分の名としたようです。
かつて出会ってこのブログでも紹介した元シャチの黒龍クーさん・元ゾウの黒龍ユウさんは前世の姿にもそれ以前の過去世の姿にもなれると聞いていました。イリスちゃんにも同じような変化ができるか訊いてみましたが、彼らとは転生の仕組みが異なるためイリスちゃんも他の子も姿は変えられないようです。
彼ら三人を含む選ばれた魂はあちら側の神からこの地球における霊的存在の転生を管理する存在に受け渡されました。同じ境遇の魂は他にも大量に存在しますが、新潟県(越後)の霊的生物の転生に関与する役割を持つ、弥彦神社の強大な紫龍神様に受け渡された魂が彼ら三名分のものだったという訳です。紫龍様は私が水晶を起点にした聖域作成をしてもらう予定だと知り、その処置をした水晶なら彼らの新たな霊的肉体を構成する依り代になると判断し、魂を水晶の中に送り込んだそうでした。現在、その水晶は伏見稲荷大社からいらした霊狐の蜜さんの依り代になっています。
イリスちゃんたちは水晶から出た後すぐに旅立ち、世界各地を巡ってこの世界の研究を続けています。特に『どの分野を研究するべきか』ということは定められておらず、どこに行き何を調べるかは本人の裁量に任せられています。三人とも別行動をしていますが情報交換はしているとのことです。
彼らは三年後を目途に元の世界に帰還し、元の世界の霊界で働く予定であるとのことです。

 

今後新たな世界の情報が手に入ることがあればまたこのブログで情報公開していきたいと思います。