幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

龍と人間の相性について

以前の記事でお話しした通り、私の側には最近複数の龍さんが集まってきています。彼らに今の環境の居心地についてなどを尋ねていたら、龍が人間につくにあたり『相性』が影響を与えるという事が分かってきました。

 

属性による龍との相性

 

まず前提として、人間にはそれぞれ属性があるらしいです。ファンタジー作品の魔法の分類に使われるような『火』とか『水』とかの、自然の構成要素の分類を思い浮かべていただくといいです。属性は全部で何種あると断言できるものではありません。大まかに言えば『水』と言い表せる属性であっても、更に『海』っぽい、『雨』っぽい、『霧』っぽい……と、いくらでもニュアンス分けをできるためです。
属性は強弱があり、複数持っている人も、属性がないに等しい人もいます。複数属性を持っている場合、それらが互いに影響を受ける・混ざり合うなどの干渉を受ける場合があります。
人間は様々な属性を持ち得ますが、龍は種によってある程度属性が定まっています。あくまで『ある程度』なので、種族の平均から外れた属性力を持っている個体はいくらでもいますし、普通は別種のものである属性を備えている個体もいます。成長と共に扱える属性が増えるケースも多いです。

 

人間の属性は龍でなくても霊的存在であるなら、その人間をじっくり見ていれば分かるそうです。人間の属性はひとまず血筋(遺伝)と魂で生まれながらに決まりますが、精神の在り方、育つ環境などで生来の属性から変化していくものであるようです。
私の属性ですが、龍さんたちの見解によれば『水の属性が物凄く強い、細分化するなら湖の水』『水ほどではないが風の属性も凄く強い。風というか不動の空気の状態』『少し闇の属性がある。夜の闇』『大地の龍である黒龍と縁を結んだことで後天的に柔らかな土の属性が少しついた』『土属性から誘導されて金属の属性が少しついた(土生金)。性質は銀』……とのことです。
ちなみに属性についての自覚は私には全くありません。清らかな水や風を感じる場所は好きですが、それは属性関係なく、大抵の人がそう感じるのではないかと考えます。西洋占星術でも東洋の命術でも水のサインは多く出ていますが、龍さんたちによればそれは属性には影響していないようです。

 

龍は自然エネルギーや神仏が発するエネルギー(特定の神仏の眷属になっているか否かに関係なく、どの神仏からもエネルギーを分けてもらえます)を食べますが、人間についている龍の場合、人間から出る念やエネルギーの波動も食べます。エネルギーそのものを吸う訳ではないので、龍が人間から栄養を摂取しても、人間が衰弱することはありません。
この人間が発する念や波動にはその人間の属性が含まれています。それが龍本人が持つ属性と著しく合わない場合、龍はその人間からエネルギーを摂取することができないのです。
実は紅龍の日華ちゃんはこの状態――私についているにも関わらず、私から栄養を摂取できない状態にあります。彼女は熱、暖気の性質を持つため、それを冷やす水属性を含んだ気を摂取できません。日華ちゃんは他にお母様(白龍ベースの銀龍)から受け継いだ風属性も持っており、それだけなら私との共通点もあるのですが、私の気が水属性を含む時点で共通点も意味をなさなくなっています。
私の水属性が強すぎるから駄目なのではなく、水属性は少しでも含まれるなら摂取できないようです。しかし日華ちゃんの場合、紅龍の中では私との相性はまだましな部類であるようです。それは日華ちゃんが、一般的な紅龍が持つ炎の性質の持ち主ではないためです。
相性の苦手さには度合いがあり、大雑把に言えば『エネルギーは受け取れないが側にいるだけなら(心地良くはなくても)ダメージにはならない』レベルと『側にいるだけでダメージを受ける』レベルに分けられます。私の持つ水の属性だと、多くの炎の性質の紅龍が後者の『側にいるだけでダメージを受ける』ほどの相性の悪さになってしまいますが、日華ちゃんは炎ではなく水では直接かき消されない暖気の龍であるので、前者の『エネルギーを受け取らなければダメージは受けない』程度の噛み合わなさに落ち着いています。
なお『側にいるだけでダメージになる』にもまた度合いがあり、寺社仏閣やパワースポットなどで一時的に遭遇するだけならダメージまでは受けないレベルも、気を触れ合わせるだけで傷つくので龍から徹底的に避けるレベルもあります(別種の龍が同席していれば組み合わせ次第で軽減できます)。私の場合、普通の紅龍なら避けて通るほどの合わなさらしいです。近付くだけでダメージを受けるレベルで相性が合わないと、『共に暮らす』という選択肢はたとえダメージを軽減できる外部要因が与えられても選べないでしょう。合わなさのレベルが軽い場合、その人間につく必要がある明確で重要な理由と、ダメージを軽減する手立てがあるならついてくる可能性があります。
日華ちゃんの場合、側にいるだけでダメージになるほど合わない属性は『氷、雪、冷気』といった系統だそうです。仮に私がこの系統の属性を持っていたら、日華ちゃんのお父様も私のところには派遣しなかっただろう……とのことです。実際、日華ちゃんは吹雪が大嫌いで(小雪がちらつく程度で穏やかな天気ならまだ大丈夫)、そんな天気の日は外に出ようとしません。しかし私から離れることは許されないので(修行のため)、私の移動中は家で待機し、目的地(屋内)に着いた時点で瞬間移動で追いかけてくるそうです。自分の属性に合ったパワースポットに滞在していれば吹雪の日でも耐えられるらしいです。
そんな日華ちゃんは普段、お父様からの熱属性エネルギーの供給(お父様自身から供給される熱属性エネルギーと、日華ちゃんが本来いるべき場所である新津油田の土地エネルギー)と私の中の水属性からガードする結界といった支援を受けつつ、今いる土地から発せられる熱や風のエネルギーを吸収することで栄養源としています。
なお、この『相性の合わなさ』に関しては龍と人間の関係における話です。龍同士なら少なくとも一対一で、場の属性がお互いにとってニュートラルに捉えられるものなら、傷つけるほど合わない……というほどまでは行かないようです。その場にいる龍の種ごとの数のバランスや場の属性エネルギー次第では一緒に過ごせなくなる状況もあります。
龍以外の霊的生物の場合、種によって人間との属性の相性にこだわるか否かの度合いが異なります。例えば狐の場合、人間側が合わない属性を持っているといくらか居心地が悪く感じるそうですが、それでも一緒に暮らせないほどのダメージを受けることはないようです。どうやら龍は特に強く自然のエネルギーと結びついた存在であるため、人間の持つエネルギーとの相互作用の影響が大きく出てしまうらしいです。
私が最初にご縁を結んでもらったのは黒龍ですが、彼らは一般的に『嵐』『台風』『強風・烈風』といった性質を持った人間とは合わないようです。私は風の属性を強く持っていますが厳密には静的な空気であるため、黒龍が苦手とするタイプには当たらないようです。実際、黒龍は台風・嵐といった天候が苦手らしく、彼らにとって適したエネルギー供給源である山(など)を離れた状態で台風に見舞われると衰弱してしまうようです。
また金龍や銀龍に変化すると、元々の種に関係なく苦手な属性(人間が内在するもの・天候共に)がなくなるそうです。しかし親和性のある属性そのものは変化しません。

 

よく遭遇できる五種の龍についての合う属性・苦手な属性についてです。あくまで平均的な個体の場合なので、下記の情報に当てはまらない個体も多くいます。
紅龍……火、光、風の属性が強いほど相性が良くなる。しかし水の属性を微弱であっても併せ持つと相性がいい属性が合っても帳消しになり合わなくなる。人間側に氷や闇の属性があると、龍にダメージは入らないが人間には良くない影響がある。
青龍……水、雷の属性が強いほど相性が良くなる。人間側が火属性を持っていると人間が一方的に良くない影響を受ける。人間が強い氷属性を持っていると青龍の力が全体的に抑制される(弱ければ影響は無視できる程度)。
緑龍……地、光の属性が強いほど相性が良くなる。雷属性は微弱でも保持していると合わなくなる。水属性、火属性、風属性は弱く保持しているなら相性が良くなるが強く保持すると合わなくなる。適度な火(温度)、水、風(空気)は植物の成長に不可欠だが、強すぎると植物を損なうため。
黒龍……地、火、雷の属性が強いほど相性が良くなる。動的な水属性、動的な風属性が一定以上の強さになると人間・龍の双方が良くない影響を受ける(静的なら影響しない)。動的な風属性の方が合わなくなる閾値が低い。
白龍……風、光の属性が強いほど相性が良くなる。白龍の属性は個体差が大きく、火、氷、雷属性は合う個体も合わない個体もいる。強い闇属性があると人間側が一方的に良くない影響を受ける。

 

しかしながら、どの種の龍とも問題なく一緒に暮らせるという人間も存在します。まず一つは人間側が持つ属性が無に近いパターン。こういった方はどの種の龍であっても悪影響を受けず・与えず平等にエネルギーを与えられます。
そして生まれながらに、魂あるいは血筋に由来する神仏のある種の加護を受けているパターン。このタイプは生まれる前に立てる人生計画において龍と深く関わる運命を選択しているため、どの種の龍とも付き合えるような『コーティング』のようなものが気に施される設計になっているようです。
上記二つも珍しいですが、更に珍しいパターンとして『そもそも魂が元々龍のもので、目的があって人間として生まれてきている』という状況もあるようです。更に言えば上記五種、その他の元素に結び付いた龍だとそれでも相性の偏りは生じるので(人間の魂と比べれば不適合な相性でも反発が少なくなります)金龍や銀龍、あるいは更に特殊な宇宙の力を持つ龍などの魂であるならどの龍にも非常に質の良いエネルギーを供給できるようになります。

 

属性とは別問題で、どれだけの龍と一緒に暮らせるかのキャパシティも人によって異なります。龍は男女問わず陽のエネルギーの存在(女性龍は女としての陰気も持ちますが、存在としては陽のもの)であるので、そもそも陽気が充満している人間の場合、龍が沢山集まると陽気が過剰となり、良くない影響が出る恐れがあります。しかし集まっている龍が一定以上成熟している個体なら、人間に悪影響を及ぼすほどの陽気を浴びせないように制御できるので、集まり過ぎによる問題は幼い龍ばかりの場で起きるものと捉えていいそうです。
しかし、人間に神仏との先天的なある種のご縁があれば(それこそ、気が全種の龍に対応できるコーティングをされている場合など)増え過ぎた陽気はその神仏あるいは寺社仏閣のもとに流れていきます。人間にそういったご縁が備わっていない場合でも、龍が特定の土地や神仏と結びついていれば、過剰な陽気は龍の方が所属するところへと流してくれます。私は後者の機構により現在複数の龍と一緒に過ごせています。

 

龍に好かれる人間とは

 

そもそも、どうすれば龍と一緒に暮らせるようになるのか……という点が気になる方も多いと思います。
龍に関しては様々な方がブログや書籍で情報発信しております。よく言われるのは『龍は向上心、行動力がある人に寄ってくる』というものです。これは本当であるようです。共にいる人間の成長は龍自体の成長のためのエネルギー源となるばかりでなく、新たな龍すら誕生させるので、こういうやる気に満ちた、伸びしろある人間は生まれたての小龍も成熟した龍神も大好きです。
しかし、現状に満足して変化を望んでいない人間であっても、性根が真っすぐで人を貶めるような企みすら浮かばないような人、自然に物事に感謝したり周囲に親切にできる人、龍が大好きで純粋に仲良くなりたいと願う人(龍が好きなのは事実でも悪心に満ちていれば避けられてしまうようですが)、龍のみならず神仏や先祖を大切にする人などもまた龍は好みますので、現状維持の意向が強くても、こういった綺麗な心根を持ち人の道に叶う行動をしている人なら、龍が気に入ってついてくることもよくあります。むしろ向上心以前の最低条件と言えるようです。
基本的に、つくに値する人間か否かの審査は成熟した龍ほど厳しくなります。また、龍自身が幼い頃からついている場合、愛着も深くなり、その後人間が悪い方に変化しても見限らずについていき矯正させようとする傾向は増すようです。
また、過去世からの縁がある、家系を守護している、といった理由で特定の龍が見守っている場合もあります。……というか、家系を一括で担当している龍、というのはどの家系にもいるようです。一人の龍が複数の家系を掛け持ちしていることが普通だそうです。この家系担当の龍は特定個人のすぐ側で守護してくれているのとは異なりますが、確実にいつでも見守っており、手助けが必要と判断したらその時々でサポートしてくれます。原則として、男性は父親側の、女性は母親側の家系の龍が担当につくようですがこれには多々例外があり、結局は家系によって事情が変わるようです。

 

そういう訳なので、龍が好きでこういったブログに興味を示すような方には、気付いていないだけで既に龍が側にいる……というような状況が十分に考えられます。いると信じて声を掛けてみれば何らかのメッセージが受け取れるはずです。例え元々側にいなくても、そのアクションを切っ掛けとして興味を示してくれる龍がきっと現れます。これからの時代をより良くしていくため、龍は人間ともっと繋がりたいと願っています。あなたの呼びかけを待っている龍は必ずいます。