幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

地元の龍と友達になった話 小龍たちの来歴

私と龍さんとのご縁は黒曜ちゃんたちを派遣してもらったことから始まった(厳密にはこれも違います。気付かなかっただけで、それこそ生まれた時から龍さんは私の側にいたのだから『認知したのは』というのが正しいと理解しています)訳ですが、彼らとのご縁が更なる出会いを呼んでくれました。そうして関係を築くことができた龍さんたちを今回はご紹介します。

 

新津の守護龍の後継者・日華ちゃんとの出会い

 

2021年10月26日の話です。護摩堂山で修行していた黒鉄ちゃんは、一人の龍神様から接触を受けました。新津油田に座し、新潟市秋葉区新津市街を守護する紅龍様で、500年程度生きている男性の龍です。この方は一般的な紅龍と比べるといくらか珍しい性質を持っておいでです。普通、紅龍は炎に近しい力を持っていますが、この方は炎そのものというより、陽気、暖気、温もりといった『穏やかな熱』の性質をお持ちでした。体色も赤とピンクが混ざっています。
その龍神様は黒鉄ちゃんに『娘の修行』についての打診をしました。他の記事でも紹介しましたが、土地を守護する龍神様は、次の段階に進むべき時だと九頭龍大神様に認められると、国内に数か所ある『龍の聖域』のいずれかに召集され、国全体を守れる龍神となるための修行に入ります。新津の紅龍様もその招きを受け、2026年3月22日に、青森県十和田市にある十和田神社へと修行に旅立たなければならなくなりました。そうなると、新津市街を守る龍の後継者が必要となります。紅龍様は自分の娘に新津の龍神の座を引き継がせるべく、娘に修行を積ませようと考えました。
その手段として紅龍様が選んだのが人間の守護です。紅龍様は黒鉄ちゃんに、黒鉄ちゃんが不在の間、黒鉄ちゃんが守っていた人間――即ち私を守護させてくれないか、と申し出ました。人間を守り導くと龍は徳を溜めることができ、大幅な成長に繋がります。その対象として、龍を会話相手として認識しコミュニケーションを試みる私なら、気付かれず守護する在り方からでは得られない学びをもたらすことができるのではないか、と考えたためです。
そういった経緯で、紅龍の女の子が私の家にやって来ました。お父さんと同じ性質の、赤とピンクの体と温もりの力を持つ紅龍です。太陽に関する名前を付けて欲しいとのリクエストがあったので『日華(にちか)』という名前を提案し、了承を貰いました。ご両親によくしつけられているため、また本人も好奇心旺盛で勉強好きなため、高いモラルを持ち様々な教養を身に着けています。気遣いのできる温かな子です。

 

龍は神様や土地の主の力により生み出される、自然発生するといった生まれ方もありますが、日華ちゃんは両親を持つ龍です。お父様は先述した通り新津市街の守護龍。お母様は同じく秋葉区にある『古津八幡宮遺跡』の守護龍です。銀龍様ですが元々は白龍として生まれました。日華ちゃんは新津の守護龍として最適な存在となるべく生み出されたためお父様似ですが、お母様から受け継いだ『風の浄化の力』も持ちます。
お父様は新津油田から自然発生したとのことですが、お母様は『古津八幡宮遺跡の人々が祀っていた、現代では忘れ去られてしまった自然の神様』により生み出され、その神様に仕えています。
古津八幡宮遺跡には当時の人々が施した魔術が残っています。自然のエネルギーの循環を整える魔術です。その核は経年劣化しないように、また後世の者(人間でも、それ以外でも)に侵され力を失う・捻じ曲がることがないように、次元がずれた空間にしまい込まれています。お母様は普段は魔術の核がある異空間に入り込み、同時の神官三名の魂と共に魔術を守り続けています。この異空間に入っているものは人間から認知されないとのことです。人間側がいかに優れた霊感を持っていようとも、です。しかし龍などの霊的存在ならば、内部の声は届かなくても姿は見えるそうです。内部からは外界の様子が問題なく感知できます。お母様は当時から数えて四代目の守護龍。年齢約300歳、守護龍の座についてからは200年近く過ぎているようです。
お母様は、自らが仕える自然の神様が人間から忘れ去られていることを非常に悲しんでおります。そしてこのブログを目にした方が、古津の神様の存在を気に留めてくれるようになることを願っております。

 

秋葉山の自然と人を結ぶ龍・秋風ちゃんの誕生

 

2021年11月18日、ふと秋葉神社(自宅の鎮守神社である、新潟市秋葉区の神社)に寄りたくなりました。こういう時は秋葉神社に所属する方が呼んでいるケースが多々あります。加えてその日は日華ちゃんに、鞄に入れて持ち歩いていたルチルクォーツ(以前黒鉄ちゃんが、純粋な水晶でなくてもいいので水晶系の石を魔除けとして持ち歩くように勧めてきたことがあったので、手持ちの石の中からこれを選んで持っていたのです)を参拝時に取り出すように促されました。
帰宅後、ルチルクォーツを求められた意味を確認していたところ、参拝時、石に龍の卵が入れられていたことが分かりました。卵の中の龍さんから名前を付けるよう促されたため『秋風(あきかぜ)』と命名しました。それが切っ掛けとなり、石から白龍が孵化しました。白龍の秋風ちゃんは即座に日華ちゃんに護衛されながら秋葉山へと向かっていきました。
秋葉山秋葉神社)には元々白龍の子供がいます。以前の記事でも紹介した、秋葉山の守護龍神の座を継ぐべく先代龍神様に生み出された2017年生まれの男の子です。この日生まれた秋風ちゃんはその弟にあたります。生み出した主体はお兄ちゃん白龍と同じく、戸隠神社に招かれて修行している秋葉山の先代龍神の白龍様。また、烏天狗の秋彦様から烏天狗の技も教えられています。
秋風ちゃんは『秋葉山の自然と住民を繋ぐ』役割を課せられて誕生しました。かつて秋葉山は村の外の山でした。そこを守る龍神として求められた性質はあくまで自然の守護者としてのもので、人間との関わりは管轄外でした。その時代に求められた性質を引き継ぐ龍神として生み出されたのがお兄ちゃんです。ですが今の秋葉山には、学校があり、駅があり、住宅があります。時代の流れと共に人里に組み込まれたのです。よって、今の秋葉山には人間の領域と自然の領域を和合させる龍が必要だと、先代の白龍様はずっと前から考えていました。
土地の気を素材にして龍を生み出すには土地自体に十分な力が溜まっていなければなりません。お兄ちゃんを生み出した時は緊急事態だったため、足りない土地の力を白龍様が貯めた力を削ることで補い、誕生させました。しかし、二人目まで同じようにして生み出していたら、いくら修行をしても白龍様は力が蓄えることができません。そのため土地の力が満ちるのを待っていました。今年に入り、外部の龍の協力もあって土地に十分な力を溜めることができたため、二人目の龍の創造を決行するに至りました。人間の世界に関わる龍であるため、その証として人間による命名を求めたのです。そのために私を呼び出した……ということでした。
現在秋風ちゃんは、私の五感を通して得た情報や、私や山に住む・集う人間の心の動きや行動を観察することで人間を学びつつ、お兄ちゃんの仕事を手伝う日々を送っています。無邪気で元気いっぱい、やる気に満ちた子です。

 

魂を癒す龍・翠蓮ちゃんの降誕

 

2021年12月2日。午後から時間があったためどこかに参拝しようと検討していたら『旦飯野神社(阿賀野市)に参拝するように』との要請を受け取りました。その指示は五頭山で今年の夏至に生まれ、今はとある方の守護についている黒龍の女の子からのものでした。
実は弥彦神社に居た特別な龍さんからもまた来るようにと言われていたため、この日は弥彦神社に行こうかと思っていたのですが、旦飯野神社を優先するべきだと日華ちゃんたちも行ったのでその日の参拝は旦飯野神社に決めました。
その場では普通に参拝させてもらった(寅年のの紅白土鈴を購入しました)のみでしたが、不思議な『圧』のようなものを境内で感じました。
帰宅後、龍さんたちに旦飯野神社での出来事を尋ねたら、旦飯野神社の眷属である銀龍様から龍の赤ちゃんを預けられたと教えてもらえました(2023.3.21追記:この参拝した日ではなく、2021年7月に既に預けられていたらしいです。すでにそばに来ていることを念押しするために呼び出されたそうです)。青緑色の女の子です。色合いが青緑というだけでなく、性質的にも緑龍(森や緑の癒し)と青龍(水や情報の流れの操作、水による浄化)の特色を兼ね備えていました。どちらかと言えば緑龍だそうです。雨、湧き水、泉といった自然に結びつき、清らかな水を介した癒しを与える能力を持っています。
この子の名は『翠蓮(すいれん)』です。私が決めたのではなく眷属の銀龍様による命名です。と言っても、私の頭の中にある単語を銀龍様が探り、採用して与えた……という流れではあったようです。私に命名をさせなかった理由は、幅広く世の中の人々を癒す使命を負っているため、私個人と特別な縁を結ばせないようにするため、とのことです。個人の守護龍になるべきではないのに私に預けた理由は、人間の側で過ごすことで、彼女が癒すべき、現世を生きる人間の世界を学ばせるためだそうでした。
よって彼女が私の側にいるのは期間限定です。今のところ、来年の春分までの滞在を予定しているそうです。(2023.3.21訂正:期限を定めずでうちに滞在する予定に変えたそうです)その後は本格的に人々を癒す仕事を始めます。
慈悲深く人懐こい子です。その上、翠蓮ちゃんは甘えてきます。どうやって甘えようとも私の体感としては『肩甲骨にビリビリとした感覚が走る』だけなのですが、彼女としては膝の上に乗ったり抱き着いたりすりすりしたりと、様々なアクションをしてくれているようです。このような甘えん坊な一面から、私はこの子を一切の過去世のない、真っ新な赤ちゃん龍だと思っていました。
……しかし、彼女と暮らし始めてしばらく経った後、私は彼女の過去を知りました。切っ掛けはとある霊能力者さんのブログ記事でした。そこには死神(死をもたらす不吉な存在ではなく、死にゆく方を安らかに導く存在です)と交流した体験談が載っていました。とても興味深かったので、龍さんたちに色々死神という存在について尋ねていたのですが、その過程で、翠蓮ちゃんはまさしく死神の転生体だと知ったのです。
死神には現世の病院などで活動している方と霊界の案内人・セラピストとして活動している方がいます。翠蓮ちゃんは後者でした。ちなみに現世で死にゆく者に関わる仕事をするのはほとんどが人間の魂(転生せず、高級例として霊界の仕事に携わる方)なのですが、霊界で活動する方は、死者もおりますが最初から死神として生み出された精霊、死神として生まれたのではないけれど死神の仕事を志願した精霊も沢山います。翠蓮ちゃんは地上(イングランドらしいです)で泉の精霊として生まれた後、霊界に移住して死神の仕事をしていた……といった経歴を持っていました。(2023.3.21訂正:レムリアで泉の精霊として生まれた後、イングランドに移動したらしいです)
魂が傷つき疲れ果てた状態で霊界にやってくる人々が年々増え続けていることに心を痛めた翠蓮ちゃんは、生きているうちに人間を癒すべく、現世に影響力を持てる龍として転生することを決めました。そのために最適なのが今の青緑龍の体なのだそうです。五頭山に生まれたのは彼女の元々の本質と合致しつつ、龍として望む性質を手に入れて誕生するのに最適な場所(故郷であるイングランドの泉以上に)であったからとのことです。それと、日本では龍が信仰対象になっているため、イングランドで生まれ直すよりも、信仰を受けることでより強い力が将来的に得られるようになると見込めたことも五頭山に転生した理由であるようです。
翠蓮ちゃんは死神、泉の精霊としての記憶はきちんと保持しているのですが、精神はあえて赤ちゃんに設定しているとのことです。元々精霊として完成した状態でこの世に現れた存在であったため、身をもって『成長』という現象を体感したいと願い、そのように生まれました。なので赤ちゃんらしく可愛く甘えてくる訳ですね。

 

彼ら様々な来歴の龍さんとの出会いを経て、見えない世界への好奇心は膨らむばかりです。このご縁に感謝して彼らとのお付き合いを続けていきたいと考えています。