幻想生物相

龍の子供が見ている世界を聞き取り情報公開していくブログです。

霊的な狐の生態について

黒鉄ちゃんと暮らすことで霊的存在との交流がある暮らしの魅力を知った私ですが、ご縁があり、黒鉄ちゃんが更なる霊的存在との出会いを運んでいてくれたことを知りました。その繋がりで霊的な狐に関して知る機会があったため、今回の記事にてお話いたします。

 

善狐と野狐について

 

霊的な狐には種類があります。一般に知られている名称を使うと『善狐』と『野狐』です。以前の記事でも触れたことがありますが、善狐は『精霊の狐』、野狐は『妖怪の狐』と呼び表しても肯定されました。
特に善狐は名に『善』がつきますが、善狐が必ず善良な存在、逆に野狐が悪辣な存在……などということはありません。人間同様、どちらの種族にも良い狐も悪い狐もいます。


善狐は自然エネルギー、野狐は生物の念や零れ落ちた生気が凝縮することで自然発生するため、通常は産みの親はいません。しかしどちらの種も子を成すこと自体はできるようです。同種同士は勿論、善狐と野狐の間でも子供は生まれます。この場合、子供をどちらの種族として生み出すかは親が決められるそうです。狐以外の霊的存在との間にも子供は作れます。同じ土地から発生した狐同士は兄弟の関係になるそうです。
両種の生態における大きな違いは『食べ物』です。善狐は自然エネルギー、あるいは神様が発するエネルギーを、野狐は魑魅魍魎を主に食べます。どちらも共通して食べるのは生物の念です。


野狐も自然エネルギーは食べられますが味気なく感じ、栄養に変換する効率も良くないようです。神様のエネルギーは大きな栄養になりますが、これを主食とする野狐は多数派ではありません。善狐は自分が仕えていない神様のエネルギーも吸収できますが、野狐は自らが眷属となっている神様以外のエネルギーは自分の物にできないのです。そして、神様に仕える道を選ぶ野狐自体も少ないそうです。


善狐は魑魅魍魎を食べると、栄養にはできるものの、人間の感覚で例えると、良くて『胃もたれする』悪いと『お腹を壊す』上に美味しくも感じないため、積極的に食べることはなく、それらを排除する場合は祓うのみとなるそうです。
食べる対象が『悪鬼』であるともっと両種の反応の差は顕著です。野狐は悪鬼を食べると胃もたれはするものの、悪鬼のパワーを自分の物として取り込むことができるので、莫大な栄養になるしパワーアップもします。一方、善狐にとっては悪鬼は明確に毒であり、万が一食べれば衰弱してしまいます。善狐は祓う力が強いため、鬼退治自体は得意ですが、倒した鬼は決して食べません。


野狐に関しては、取り憑いた人間の生気を食べることも可能です。念と生気の違いですが、この記事においては『念=感情や思考により発する波動の副産物。排出されたものなので、食べても出所の人間にダメージはない』『生気=その人間の内部や周囲に満ちた、当人のエネルギー源。これを食べるとは血を吸うようなもので、当人はダメージを受ける』としています。通りすがり、あるいは憑いた人間の周囲の者から生気を取り込むことはできず、正式に取り憑いた人間からのみ吸収できます。

また、どちらの種も力が増すと尻尾が増えます。最大で九本まで増え、以降は逆に減っていくとのことです。
霊体の狐には、霊的生物として発生したのではない『亡くなった狐の魂』もいます。彼らはどちらかというと野狐に近い存在で、地上に残り力を増すと生来の霊狐と同様に尻尾が増えるそうです。

後天的に善狐が野狐に、野狐が善狐になる場合もごく稀にあるそうですが、その条件は全く分からないとのことです。

 

 

 

今後も新たに霊的な種族の情報が入手できたらこちらのブログで公開していきたいと考えております。